i-school - VRアクションゲーム 事前準備

1.新しいプロジェクトを作成する


 Unityにて新しいプロジェクトを作成します。

 UnityHubを起動し、新規作成ボタンを選択します。
新規作成ボタンを押す前に、右隣にある矢印のプルダウンメニューボタンを押すと、新規作成するUnityのバージョンを指定できます。
バージョンは 2021.1 以降を選択してください。

 製作するPlatformは Android、または iOS にて設定しましょう。

 新規作成用のポップアップが開いたら、テンプレートでは「VR」を選択します。
選択できない場合には、ダウンロードすることでテンプレートとして登録されて、選択できるようになります。
プロジェクト名は「VR_ActionGame」や「VR_Action」などの分かりやすい名前に変更して、右下の作成ボタンを押します。


UnityHub 新規作成



2.ゲームシーン(Main)を作成して、ゲーム画面の設定を行う

ゲームシーンの作成を行う


 Unityが起動したら、左上のメニューより File => Save As... を選択して現在表示されているSampleシーンに名前を付け直して保存をします。
Mainなどのわかりやすい名前に変更しておきましょう。

 シーン名を変更するとヒエラルキー上にあるシーンの名前にも変更が反映されますので、保存した名前のシーン名になっているか、確認をしましょう。




3.Gameビューからゲーム画面のサイズ(解像度)設定を行う


 つづいて、Gameビューからゲーム画面のサイズを設定します。タブを SceneビューからGameビューに切り替えてください。
実際にゲームとして利用される画面が表示されます。

 Gameビュータブのすぐ下に画面サイズ(解像度)の設定場所がありますので、ここをクリックします。
画面の解像度が一覧で表示されますので、自分の持っているスマホ、あるいは一般的なスマホの画面解像度と同じ値に設定してください。

 今回の設定では 2880 * 1440 の画面解像度、アスペクト比率は 2:1 の設定です。
一般的なスマホはワイド画面で 1920 * 1080 の画面解像度、アスペクト比率は 16:9 の設定を基準に考えています。


画面解像度の設定



 この手順書はこの画面のサイズを元にゲームオブジェクトの大きさや位置を設定しています。そのため、自分が設定した解像度と異なる場合には
例えば、位置情報などを同じ設定値にしてもズレることがあります。その場合には、適宜調整を行ってください。

 手順書はあくまでも例題です。ご自分で作る作品を基準に製作を進めてください。


4.Oculus Integration アセットをインポートする


 アセットストアより、Oculus 用のアセットをインポートします。
なお、他にも XR Interaction Toolkit や SteamVR Plugin というアセットもありますが、今回はこちらのアセットの機能を使って各機能の実装を行います。

 色々なアセットを使うことも大切ですが、まずは1つのアセットに絞って開発を行うようにしましょう。

https://assetstore.unity.com/packages/tools/integr...





 こちらのアセットはインポートに時間がかかります。


5.Unity のビルド設定を行う


 Unity Editor の左上のメニューより、File => Build Settings を選択してください。

 プラットフォームが PC になっている場合には、Android に変更を行います。
Unity のアイコンが移動すれば、プラットフォームの切り替えは完了です。







 以上でこの手順は完了です。