PhantomRose　スクリプト⑨ - i-school - Seesaa Wiki（ウィキ）

　カードスロットを管理クラスの作成を行います。

　CardSlot のプレハブにアタッチし、手札のカードをセットできる機能を持ちます。

　UniRx の機能を利用しています。

設計

　CardSlot プレハブにカードを配置するための機能を実際に追加するためのクラスです。
CardSlot 自体も Button になっているので、タップに対応して手札のカードをコピーしてセットできるようにします。

CardSlot クラスの作成

CardSlot.cs

<= クリックすると開きます。

using System;
using UnityEngine;
using UnityEngine.UI;
using UniRx;

public class CardSlot : MonoBehaviour
{
    public int slotIndex;          // 画面左から数えて何番目のスロットであるかを表す通し番号

    public OwnerStatus owner;      // カードスロットのオーナー。オーナーが同じカードのみが配置できる

    public CardController cardController;   // アサインはしないで使う。セットしたカードのコピーが自動的にアサインされる

    public IObservable<Unit> OnClickAsObservable => btnSlot.OnClickAsObservable();  // Button の購読処理を公開

    [SerializeField] private Button btnSlot;

    private Vector2 size;


    /// <summary>
    /// 初期設定。外部クラスから実行する
    /// </summary>
    /// <param name="slotIndex"></param>
    public void SetUp(int slotIndex)
    {
        this.slotIndex = slotIndex;

        // TODO デバッグ用
        owner = OwnerStatus.Player;
    }

    /// <summary>
    /// カードをスロットに配置。外部クラスから、スロットをタップしたときに実行されるように設定する
    /// </summary>
    /// <param name="newCard"></param>
    public void SetCard(CardController newCard)
    {
        // 選択されているカードを複製し、スロットと親子関係にする
        CardController cardClone = Instantiate(newCard, transform);

        if (size == Vector2.zero)
        {
            size = GetComponent<RectTransform>().sizeDelta;
        }

        // 配置したカードの位置とサイズを調整
        if (cardClone.TryGetComponent(out RectTransform rectTransform))
        {
            rectTransform.pivot = Vector2.zero;
            rectTransform.sizeDelta = size;
        }

        // ボタンの無効化
        //TODO cardClone.SetInactive();

        // Cloneされた新しいオブジェクトはClone元の参照情報が失われるので、再度設定する
        cardClone.CardEffect = newCard.CardEffect;

        cardController = cardClone;
    }

    /// <summary>
    /// 生成されたクローンのカードを削除。主に次のターンに移る際や、セットした手札を解除するときに使う
    /// </summary>
    public void DeleteCard()
    {
        Destroy(cardController.gameObject);

        cardController = null;
    }

    /// <summary>
    /// スロットに配置できる対象先の変更。オーナーの役割は、同じオーナー同士のカードしかスロットに配置できないようにするため
    /// </summary>
    /// <param name="newOwner"></param>
    public void ChangeStatus(OwnerStatus newOwner)
    {
        owner = newOwner;
    }
}

＜カードをセットするという機能の考え方＞

　ゲーム画面において、手札のカードを選択したり、あるいはそれをセットしたりする場合、
大切なことは「プログラム内でどのような表現をすれば、ゲーム画面として成り立つのか」という部分です。

　カードをセットする、という日本語をどのように置き換えてプログラムを書けばいいのかを考えるのが大切です。

　今回は【カードをセットする = 選んでいるカードをコピーして、選択した位置に置く】として表現しています。

　この処理により、ゲーム画面においては、カードがセットされているように見えるようになります。

　ただし、この機能のみだと、敵でもプレイヤーでも自由にスロットにカードが配置できてしまうため、
それを制限するために OwnerStatus を設定し、同じオーナーのスロットに対してのみカードが配置できるように制限しています。

　この機能を敵側に応用して、自動的にカードを２か所のスロットに配置することが可能になっています。