PhantomRose　スクリプト① - i-school - Seesaa Wiki（ウィキ）

　事前準備として、DOTween、UniRx をアセットストアからインストールしてください。
また、UniTask を下記の Github から最新版をダウンロードしてインストールしてください。

https://github.com/Cysharp/UniTask/releases

　現時点であれば、UniTask.2.5.0.unitypackage を選択してダウンロードし、そのファイルを Unity へインポートしてください。

　ルート選択用のスクリプトと、イベントボタン用のスクリプトを順番に作成していきます。

　

RouteDetail スクリプト

　RouteDetail プレハブにアタッチします。
このスクリプトを利用して、アイコンの画像を設定します。
また、ルート選択時にアイコンの色を変えたりできるようにしています。

RouteDetail.cs

<= クリックすると開きます。

using UnityEngine;
using UnityEngine.UI;

/// <summary>
/// ルート分岐用のマス
/// </summary>
public class RouteDetail : MonoBehaviour
{
    [SerializeField] private Image imgRoute;


    /// <summary>
    /// 初期設定
    /// </summary>
    /// <param name="iconSprite"></param>
    public void SetUp(Sprite iconSprite) {
        imgRoute.sprite = iconSprite;
    }

    /// <summary>
    /// ルートマスの色を変更
    /// </summary>
    public void ChangeRouteColour(Color newColor) {        
        imgRoute.color = newColor;
    }
}

RouteDetail プレハブに RouteDetail スクリプトをアタッチし、設定する

イベントボタン用のスクリプト作成

１．IEvent スクリプト

IEvent.cs

<= クリックすると開きます。

using Cysharp.Threading.Tasks;

/// <summary>
/// イベント用のインターフェース
/// </summary>
public interface IEvent
{
    UniTask ExecuteEvent();
}

２．EventBase スクリプト

　IEvent インターフェースを実装した親クラス用にクラスを作成します。
このクラスは抽象クラスとして作成しておきます。

　抽象クラスは、いずれかのクラスに継承される前提で作成されるクラスです。
そうすることで、子クラスを必ず用意する必要が生まれます。
また、ゲームオブジェクトには直接アタッチできないクラスになります。

EventBase.cs

<= クリックすると開きます。

using System;
using UnityEngine;
using Cysharp.Threading.Tasks;
using UniRx;
using UnityEngine.UI;

/// <summary>
/// バトル、探索、ショップ、レベルアップなどのイベント全般に利用する抽象親クラス
/// </summary>
public abstract class EventBase : MonoBehaviour, IEvent  // abstract 
{
    public abstract UniTask ExecuteEvent();

    [SerializeField] private Button btnEvent;
    public IObservable<Unit> OnClickEventButtonObserbable => btnEvent.OnClickAsObservable();
}

　抽象クラスには抽象メソッドを用意することができます。
抽象メソッドは、子クラスでのオーバーライドを強制する機能があります。

　仮装メソッド(virtual)の場合、子クラスでのオーバーライドは任意ですが、
抽象メソッド(abstract)の場合は強制です。必ず子クラスに抽象メソッドを定義し、内容を記述する必要があります。

３．EventBase を継承した子クラスの作成

　ここでは２つ、作成します。
今後もイベントの追加に合わせて、子クラスを作成します。

SearchEvent.cs

<= クリックすると開きます。

using Cysharp.Threading.Tasks;
using UnityEngine;

public class SearchEvent : EventBase
{
    public async override UniTask ExecuteEvent() {
        
        // TODO サーチイベント用のポップアップウインドウを開く
        
        await UniTask.Delay(System.TimeSpan.FromSeconds(1.0f));
        Debug.Log($"{this} : 終了");
    }
}

BattleEvent.cs

<= クリックすると開きます。

using Cysharp.Threading.Tasks;
using UnityEngine;

public class BattleEvent : EventBase
{
    public async override UniTask ExecuteEvent() {
        
        // TODO バトルイベント用のポップアップウインドウを開く
        
        await UniTask.Delay(System.TimeSpan.FromSeconds(1.0f));
        Debug.Log($"{this} : 終了");
    }
}

　各子クラスは親クラスとして EventBase を継承します。
EventBase クラス内には抽象メソッドとして ExecuteEvent が定義されているため、
これを必ず子クラス内に実装する必要があります。

　このような設計にしておくことで、各子クラスごとに、同じメソッドでありながら処理の振る舞いを変えさせることを強制できます。
それにより、イベント処理が各クラスによって自動的に分岐するようになり、くわえて、処理を書き洩らす心配がなくなります。

各イベント用の子クラスを EventBase プレハブにアタッチして、バリアントを作成する

　EventBase プレハブを２つ、EventButtonSet ゲームオブジェクトの下に配置します。

　それぞれの EventBase プレハブに各イベントの子クラスをアタッチし、
ゲームオブジェクトの名前も子クラスと同じ名前にします。
また、Text 内の文字も Battle か Search に変更してください。

　こちらがゲーム画面に表示されるボタンになります。

　現時点では、下記のように２つ横に並ぶ形になります。
(Battle と Search の位置は逆でも問題ありません)