ではこの Vertical という文字列を指定した場合に、一体どのキー入力を判定してくれるのか、という部分ですが
先ほどの InputManager の中にある、Vertical の項目内に、キーを指定している場所があります。
画像を見てみてください。
Negative Button と Positive Button に、downと up が登録されています。これはキーボードの下矢印と上矢印のことです。
また、 Alt Negative Button と Alt Positive Button にも s と w が登録されてます。これもキーボードの Sキーと Wキーです。
つまり、Input.GetAxis("Vertical") という命令を実行すると、上記の4つのキー入力を判定してそのキーの入力があったかどうかを処理してくれるようになっています。
少し処理の内容は違いますが、以下の処理を、1文で実装しているイメージです。
float vertical;
if (Input.GetKey(KeyCode.UpArrow) || Input.GetKey(KeyCode.W)) {
vertical = 1.0f;
}
if (Input.GetKey(KeyCode.DownArrow) || Input.GetKey(KeyCode.S)) {
vertical = -1.0f;
}
またもう1つのメリットとしては、キーの入力値を InputManager から変更できるため、
スクリプトを変更せずにキーの変更が行えるようになります。
これは Input.GetButton系と同じメリットです。