Regex.Matches は MatchCollection を返します。
このメソッドは、指定された正規表現パターンに一致するテキスト内のすべての部分文字列を検索します。
Cast<Match>() を使用して、MatchCollection を IEnumerable<Match> に変換しています。
現在の MatchCollection は IEnumerable<T> インターフェースを実装していますので、LINQ 操作が簡単に行えます。
そのため、ここでは明示的に記載していますが、この Cast メソッドは不要です。
Select は LINQ メソッドで、各 Match オブジェクトから Value プロパティを抽出しています。
Value プロパティには、正規表現によって一致した部分文字列が格納されています。
Where は LINQ メソッドで、int.TryParse を使用して整数として解釈可能な単語をフィルタリングしています。
!int.TryParse(word, out _) は整数に変換できない場合に true を返す条件式です。
正規表現に一致する単語のうち、int.TryParseが false を返す(整数として解釈できない)単語だけがリストに含まれ、整数として解釈可能な単語はリストに含まれません。
例えば、"A" や "b" のような文字列はリストに含まれますが、"0" や "8" のような整数として解釈可能な文字列はリストに含まれません。
つまり、
整数以外の文字列だけが抽出され、リストに格納されます。
ToList は LINQ メソッドで、最終的な結果を List<string> に変換しています。
これにより、メソッドの戻り値として操作結果を格納できます。
処理の内容が理解できれば、さらにリファクタリング可能です。
using System.Collections.Generic;
using System.Linq;
using System.Text.RegularExpressions;
/// <summary>
/// テキストから単語を抽出するユーティリティクラスです。
/// </summary>
public static class WordExtractor
{
// 単語を抽出する正規表現パターン
private static readonly string WordPattern = @"\b\w+\b";
/// <summary>
/// 入力テキストから整数以外の単語を抽出します。
/// </summary>
/// <param name="inputText">単語を抽出する対象のテキスト</param>
/// <returns>整数以外の単語のリスト</returns>
public static List<string> ExtractWords(string inputText)
{
// 正規表現を使用して単語を抽出し、整数以外の単語をフィルタリングしてリストに変換して返す
return Regex.Matches(inputText, WordPattern)
.Select(match => match.Value)
.Where(word => !int.TryParse(word, out _))
.ToList();
}
}
Regex.Matches メソッドの戻り値は MatchCollection 型ですが、IEnumerable<T> インターフェースを実装しているため、Cast メソッドは不要です。
そのまま LINQ の Select メソッドや Where メソッドを実行することが可能です。
最後に ToList して List<string> にキャストしていますので、変数を作成しなくても ToList の戻り値をそのまま return 出来ます。
このように
複数回のリファクタリングを行い、少しずつ理解を深めていくようにしてください。