続いて、位置や大きさを調整し、描画の優先を設定します。
子となったゲームオブジェクトの位置座標は従来の座標情報ではなく、親のゲームオブジェクトを (0, 0)としてみた場合の位置情報に切り替わっています。
このような位置関係のことを相対座標といいます。また、親のゲームオブジェクトのように、ゲーム画面の中央を (0, 0)とした通常の位置情報は絶対座標といいます。
まずは、Ballon ゲームオブジェクトのインスペクターを表示して、Transform コンポーネントを確認します。
Position の情報をすべて (0, 0, 0) にしてください。Ballon ゲームオブジェクトが Yuko_Player ゲームオブジェクトの位置に移動します。
これは先ほども書いたように、親の位置が Ballon ゲームオブジェクトの座標の基準値になっているためです。
また、Ballon ゲームオブジェクトと Yuko_Player ゲームオブジェクトとが重なった場合に、Ballon ゲームオブジェクトの方が後面に表示されることを確認してください。
<手順動画 Ballon ゲームオブジェクトの Position を (0, 0, 0) にする。Ballonの方が後面に表示される>
https://gyazo.com/287fd94895e9c2437ab8bcf112cd351f
Ballon ゲームオブジェクトの位置が、Yuko_Player ゲームオブジェクトの背中の位置になるように、Sceneビューで調整しましょう。
一緒に大きさも調整しましょう。こちらもSceneビュー、あるいは Transform コンポーネントの Scale の値を調整してください。
Ballon は2つ並びますので、そのことを前提として調整してください。下記のインスペクター画像を参考にしてもいいです。
Sceneビュー(Gameビューでも確認しましょう)
Ballon ゲームオブジェクト インスペクター画像
調整が終了したら、SpriteRenderer コンポーネントの Order In Layer の値を 0 から 3 に変更します。
キャラとバルーンは、他のゲームオブジェクトよりも前面に表示させたいため、値を大きく設定して、他のゲームオブジェクトと重なっても隠れないように設定します。
Ballon ゲームオブジェクト SpriteRenderer コンポーネントのインスペクター画像
以上で設定は完了です。ゲームを実行して、各アニメーションでどの位置にバルーンが来るかを確認して、違和感のないように調整を行います。
<実行動画 各アニメーションでバルーンの位置や大きさを確認する>
https://gyazo.com/f16ec8ff956c969e008302730746aba0