これでアニメーションの遷移用の条件が用意できました。次は、この条件をアニメーションの遷移の中に設定していきます。
Idle ステートを選択し、右クリックをしてメニューを表示します。Make Transition というコマンドがありますので、それを選択します。
Entry ステートのときと同じように、Idle ステートから矢印が表示されますので、この矢印を Run ステートへつなげて左クリックして決定します。
Idle => Run が白い矢印でつながれば成功です。
Idle => Run トランジション
矢印をトランジションといいます。この作成されたトランジションを左クリックで選択すると、画像のように矢印が青くなり、選択されている状態になります。
またインスペクターに、トランジションの情報が表示されます。
Conditions という項目があり、ここにアニメーションとアニメーションの遷移条件を設定することが出来ます。
Conditionsの右下にあるプラスボタンを押してください。上に項目が追加されて、先ほど作成したパラメータを選択出来るようになります。
Run を選択して、その横の条件を Greater、最後の数値は 0.1 と設定してください。
この条件では、移動用にキー入力が行われて移動が発生した場合に、0.1 以上の値になった場合に、ステートを Idle => Run に遷移させるというものです。
ここに条件を設定しておくことで、スクリプトから遷移命令を出してアニメーションを遷移させることが出来るようになります。
また Has Exit Time という項目がありますので、そちらのチェックを外しておいてください。
Idle => Run トランジション インスペクター画像
今度は逆に、Run ステートを選択し、右クリックをしてメニューを表示し、同じく Make Transition コマンドを選択します。
矢印を Run ステートから Idle ステートへとつなげて左クリックをして決定します。
Run => Idle トランジション
このトランジションを左クリックで選択すると、インスペクターに遷移情報が表示されます。
Conditions の項目に、先ほどと同じようにパラメータの条件を設定します。
Conditionsの右下にあるプラスボタンを押してください。上に項目が追加されて、先ほど作成したパラメータを選択出来るようになります。
Run を選択して、その横の条件を Less、最後の数値は 0.1 と設定してください。
この条件では、移動用にキー入力が行われて移動が発生した場合に、0.1 以下の値になった場合に、ステートを Run => Idle に遷移させるというものです。
ここに条件を設定しておくことで、スクリプトから遷移命令を出してアニメーションを遷移させることが出来るようになります。
Run => Idle トランジション インスペクター画像
以上でアニメーションの遷移の設定は終了です。
Animatorビュー ステートとトランジション 完成図