Mathf 構造体は、Unity が用意している、
数学関数の変数やメソッドをまとめてある構造体です。
通常の Math クラスと異なり、戻り値は
float 型で用意されています。
参考サイト
Unity 公式スクリプト・リファレンス
Mathf
Clamp メソッドは、「
制御したい指定値を、指定した範囲内の最小値、最大値に収めてくれる(置き換えてくれる)」処理になります。
<メソッドの記法>
制御したい指定値 = Mathf.Clamp(制御したい指定値, 最小値, 最大値);
このメソッドを利用して、計算処理後のプレイヤーのゲームオブジェクトの X 軸の値を制限することが出来ます。
上記のメソッドの書式に、制御したい値を当てはめて処理を組み立ててみましょう。
float z = Mathf.Clamp(transform.position.z, -limitPos, limitPos);
という形で利用していますので、
transform.position.zの値を対象とし、
最小値が -limitPos 以下になった場合には
-limitPosの値に、
最大値が limitPos 以上になった場合には
limitPosの値に
制限をしてくれます。
数値をいれて書くならば
float z = Mathf.Clamp(transform.position.z, -4.25f, 4.25f);
となります。
その後、その制限された値を現在の座標として適用しています。
// 制限確認後、位置情報を更新
transform.position = new Vector3(transform.position.x, transform.position.y, z);
この処理により、
常にプレイヤーのゲームオブジェクトをゲーム画面内に収まるように移動の制限を行っています。
なおMathf.Clampメソッドには引数のオーバーロードがあり、引数の型は、float型とint型でそれぞれ利用が出来るようになっています。
参考サイト
Unity 公式スクリプトリファレンス
Mathf.Clamp