スクリプト・ファイルの構成内容を順番に説明します。
using System.Collections;
using System.Collections.Generic;
using UnityEngine;
これらはライブラリと呼ばれるもので、データを格納する型を扱うために行う宣言です。
C#ではいくつもの機能が、このようなライブラリとして用意されており
using 〜 という書式で宣言することでスクリプト内で利用できる状態になります。
上記の2つはC#全般の機能、3つ目の using UnityEngine はUnity用に用意されたライブラリです。
データを格納する型については後ほど説明します。
public class Test : MonoBehaviour
{
// 処理を書く部分
}
「public class Test : MonoBehaviour」でこのスクリプトがTestクラスであることを示しています。
この後に続く{ }内に、このTestクラスの機能を記述していくことになります。
{ と }で囲まれた箇所はブロックと呼びます。
{(括弧開き)だけ書いて }(括弧閉じ)を書き忘れたりするとエラーとなるので、
ブロックは必ず { と } で対になるようにしてください。(警告も出ます。)
スクリプト名とクラス名は同じでなくてはならない
ということも覚えておいてください。
void Start()
{
// ゲーム起動後に一度だけ実行する処理
}
void Start()は「スタート関数」と呼び、void Start()に続く{ }の中には、ゲーム起動後、最初に一度だけ実行する処理を書きます。
void Update()
{
// 毎フレーム実行する処理を書きます。
}
void Update()は「アップデート関数」と呼び、void Update()に続く{ }の中には、毎フレーム実行する処理を書きます。
// Use this for initialization
スクリプト中の //で始まる行 はコメントと呼び、これ以降に書いた文字列はスクリプトの実行時には無視されます。
これは1行単位でコメント扱いとなります。複数の行でコメントを残したい場合には、それぞれの行の先頭に // が必要になります。
コメントは、スクリプト中にメモを残したいときによく使います。