ヒエラルキーにある Canvas ゲームオブジェクトを選択(マウスの左ボタンをクリック)して、インスペクターに情報を表示させます。
Unity のゲームオブジェクトには、最初は Transfrom コンポーネントしかアタッチされていません。ゲーム内での役割がない状態です。
そのゲームオブジェクトに対して、コンポーネント(スクリプト含む)をアタッチしていくことによって、そのゲームオブジェクトを形作って、役割を決定していきます。
今回のこの Canvas ゲームオブジェクトには
複数のコンポーネントがアタッチされており、それらによってこのゲームオブジェクトに
Canvas としての振る舞いを与えています。
つまり、同じ種類のコンポーネントを別のゲームオブジェクトにアタッチすれば、そのゲームオブジェクトもまた Canvas としての振る舞いを得ることになります。
そういった構造でゲームオブジェクトが作成されていることを覚えておいてください。
まず最初に
Canvas コンポーネントを確認して、
Render Mode を
ScreenSpace - Camera に変更します。
すぐ下にアサインできる場所ができますので、こちらにヒエラルキー上にある
Main Camera ゲームオブジェクトをドラッグアンドドロップしてアサインします。
この設定により MainCamera の映している画面がゲーム画面として利用されるようになります。
アサインすると、Canvas ゲームオブジェクトの Transfrom の Position の値が自動的に変更されます。それで問題ありません。
アサイン手順動画(アサインはヒエラルキー上にあるゲームオブジェクトを指定します)
https://gyazo.com/81ccd648646961489098c8bb47556514
設定後のインスペクター画像
続いて、同じく Canvas ゲームオブジェクトの持つ
CanvasScaler コンポーネントを確認して、
UI Scale Mode を
Scale with Screen Size に変更します。
変更すると
Reference Resolusion という設定が追加されますので、こちらに、Game ビューで使用している解像度と同じ大きさを指定します。
今回の教材では 1440 * 2880 の解像度で設定していますので、こちらも同じ数字に指定します。これは、
ご自分の設定した解像度と同じにしてください。
設定後のインスペクター画像
Game ビューの解像度の設定(この解像度とCanvasの解像度を合わせる)
また
ScreenMathcMode を
Expand に変更しておきます。
この設定にしておくことで Canvas の設定を水平・垂直に拡大してくれますので、
スマホの解像度とCanvasのサイズを自動的に適宜なサイズに合わせてくれます。
以上でこのゲームオブジェクトの設定は完了です。
Canvas ゲームオブジェクトの Graphic Raycaster コンポーネントの設定は変更ありませんので、アタッチされていれば問題ありません。
なお、Transfrom コンポーネントの Scale の数字は、
0、あるいは 0 に近い小数点付の数字になります。
Canvas のサイズは
Scale に依存しませんので、誤差があっても問題ありません。
もしも今後も気になった部分があったり、分からない部分があったら、必ず自分で調べて知識としてを蓄えておいてください。
Canvasゲームオブジェクト 完成時のインスペクター画像
Sceneビューと Gameビュー画像
参考サイト
Metal Brage 様
画面解像度とスケーリング
http://www.metalbrage.com/UnityTutorials/uGUI/Scal...