i-school - 3D宝石集めアクションゲーム 手順1
 以下の内容で順番に実装を進めていきます。

 手順1〜2では、ゲーム製作の準備を行います。プロジェクトを用意し、ゲームで利用するアセットを用意していきます。

手順1 −Mainシーンを作成−
 1.新しいプロジェクトを作成する
 2.ゲームシーン(Main)を作成する



1.新しいプロジェクトを作成する


 Unityにて新しいプロジェクトを作成します。新しいプロジェクトは UnityHub から作成を行います。
この記事では、UnityHub のバージョンは 3.4.1 にて記事を作成していますので、画像などが異なる場合があります。
その場合には、自分の UnityHub の画面を元に作業を進めてください。

 UnityHubを起動し、右上にある「新しいプロジェクト」青いボタンを選択します。

 画面の内容が切り替わりますので、画面上部中央にある矢印のプルダウンメニューボタンを押すと、新規作成するUnityのエディターバージョンを指定できます。
バージョンは2021.3 以降を選択してください。2021.3 以降の数字(2021.3.xf1のうち、xf1 の部分。x には数字が入ります)はマイナーバージョンの数字ですので気にしなくて問題ありません。


バージョン選択




 テンプレートでは「3D(コア)」、あるいは「3D(URP) コア」を選択します。なお、URP の方を選択した場合には、対応していないアセットがありますので注意しましょう。
プロジェクト名は「3D_Collection_Action_Game」や「CollectionGame」などの分かりやすい名前に変更して、右下の「プロジェクトを作成」青いボタンを押します。
Unity が自動的に起動します。


UnityHub 新規作成



2.ゲームシーン(Main)を作成して、ゲーム画面の設定を行う

プラットフォームの確認と指定


 ゲームはスマホ端末で遊ぶ前提で作成していきます。

 そのため、プラットフォームを Android、あるいは iOS に切り替えてください。
最初は Windows、Mac、Linux(PC) に設定されています。(どの設定でプロジェクトを作成しても PC 設定です)

 Unity エディターの左上にあるエディターメニューから File => Build Settings より変更できます。
 
 選択しているプラットフォームには Unity のアイコンが右側に表示されています。


初期プラットフォーム




 Build Settings ポップアップウインドウが開いたら、Android か iOS を選択して、右下にある Switch Platform ボタンを押下します。
Windows、Mac、Linux の右側にある Unity のアイコンが移動すれば変更完了です。


プラットフォーム変更後(Unity アイコンの位置を確認)




 Switch Platform のボタンが灰色で押せない場合には、プラットフォームのモジュールがインストールされていません。
その場合には、Install with Unity Hub のボタンが表示されますので、そちらを押してモジュールを追加してください。


モジュール追加



 なおモジュール追加後も Switch Platform のボタンが押せない場合には、Unity を再起動することで押せる状態になります。


ゲームシーンの作成を行う


 Unityが起動したら、左上のメニューより File => Save As... を選択して現在表示されている Sample シーンに名前を付け直して保存をします。
Main などのわかりやすい名前に変更しておきましょう。

 シーン名を変更するとヒエラルキー上にあるシーンの名前にも変更が反映されますので、保存した名前のシーン名になっているか、確認をしましょう。




Gameビューからゲーム画面のサイズ(解像度)設定を行う


 つづいて、Gameビューからゲーム画面のサイズを設定します。タブを SceneビューからGameビューに切り替えてください。
実際にゲームとして利用される画面が表示されます。

 Gameビュータブのすぐ下に画面サイズ(解像度)の設定場所がありますので、ここをクリックします。
画面の解像度が一覧で表示されますので、自分の持っているスマホ、あるいは一般的なスマホの画面解像度と同じ値に設定してください。

 今回の設定では横画面でのものになりますので、 2880 * 1440 の画面解像度、アスペクト比率は 2:1 の設定です。
一般的なスマホの横画面はワイド画面で 1920 * 1080 の画面解像度、アスペクト比率は 16:9 の設定を基準に考えています。(逆の比率でも同じです)

 Platform ごとにある程度の候補が選択できますが、もしも自分の使いたい解像度や比率がない場合には、新しく追加しておいてください。
その場合には、横画面の解像度(比率)に加えて、Landscape と記載しておくと縦画面であることが分かりやすくなります。
一度設定を追加すれば、同じ Platform であれば候補として別のプロジェクトでも利用できます。


画面解像度の設定



 この手順書はこの画面のサイズを元にゲームオブジェクトの大きさや位置を設定しています。そのため、自分が設定した解像度と異なる場合には
例えば、位置情報などを同じ設定値にしてもズレることがあります。その場合には、適宜調整を行ってください。

 手順書はあくまでも例題です。ご自分で作る作品を基準に製作を進めてください。


 以上でこの手順は終了です。

 => 次は 手順2 −アセットのインポート− です。