ゲームオブジェクトは
コンポーネントを追加することで役割を持ち、役割に応じた振る舞いをすることが出来ます。
現在はまだ GamblerCat ゲームオブジェクトにはコンポーネントを追加していませんので、必要なコンポーネントの追加を行います。
まずは最初に2つのコンポーネントを追加します。
1つはコライダーです。コライダーを追加することにより、物理演算に合わせて衝突の判定をおこなったり、
他のコライダーと接触しあうことで、ゲームオブジェクト同士が同じ座標に停止できない状態を作り出すことができます。
移動するゲームオブジェクトについては、四角い形のコライダーを利用すると、他のコライダーと接触した際に引っかかってしまうため、
基本的には丸みを帯びた形状のコライダーを採用します。
もう1つは Rigidbody です。このコンポーネントを追加することにより、ゲームオブジェクトは物理演算に基づいた振る舞いをするようになります。
より詳しい説明については Unity のマニュアルなどを参考にしてください。
ヒエラルキーにある GamblerCat ゲームオブジェクトを選択して、インスペクターの一番下にある Add Component ボタンを押します。
CapsuleCollider コンポーネントを探して追加してください。
追加したあとは、設定を行います。
まず、
IsTrigger にチェックを入れてください。
つぎに、キャラクターのサイズを見ながら、
コライダーのサイズを調整してください。
参考例を提示しておきます。
インスペクター画像
続いて、同じコンポーネントの追加の手順を行って、
Rigidbody コンポーネントを追加します。
コンポーネントを追加したので、設定を行います。
IsKinematic にチェックを入れます。外部からの物理演算の影響を受けない状態になります。
今回は Rigidbody の機能をゲームオブジェクトの移動には利用しないため、このチェックを入れておきます。
Constraints 項目内にある
Freeze Rotation の X と Z にチェックを入れます。
このチェックが入っていると摩擦と自重による回転を防ぐことが出来ます。
チェックが入っていないとゲームオブジェクトの移動時に摩擦と自重により、ゲームオブジェクトが回転してしまいます。
インスペクター画像
以上で設定は完成です。
今後も適切なタイミングでコンポーネントを追加していくことになります。
以上でこの手順は終了です。
=> 次は
手順6 −NavMeshAgent による経路移動機能の準備− です。