i-school - 3Dタップアクション 手順2
 以下の内容で順番に実装を進めていきます。

手順2 ーアセットのインポートー
 3.アセットをダウンロードしてインポートする



3.アセットを Unity Asset Store ダウンロードしてインポートする


 ゲームの製作に使用するアセット(資材の意。広く、ゲームに利用する素材を指します。
キャラクターの画像や背景の画像、音源、フォントなど)をUnityにインポートして利用出来るようにします。
今回のゲームはすべて無料のアセットを利用してゲームを製作しています。
 
 アセットの入手方法にはいくつか方法がありますが、ここではアセットストアからインポートを行う方法を順番に説明をします。


1.アセットストアから無料のアセットを順番にインポートする


 Unityの公式のアセットストアから、無料のアセットを1つずつ順番にダウンロードしてインポートしていきます。

インポートするアセット一覧
 1.52 Special Effects Pack(演出エフェクト用のアセット)
 2.Mini Legion Footman PBR HP Polyart(障害物となる敵用のアセット)
 3.DOTween(オブジェクトの補間処理(アニメ)演出用のアセット)

 すべて同じ手順でインポートできますので、ここでは【1】の 52 Special Effects Pack アセットを使って手順を示します。

 また、【1】のアセットはエフェクト用、【2】のアセットは敵役として利用したいオブジェクトのアセットです。
同じ用途のアセットであるならば、これら以外のアセットを利用しても構いません。その場合、エフェクト用と敵用のアセットとして利用できるものをインポートしてください。

 なお、アセットをインポートした際に含まれているスクリプトでエラーが表示される場合、こちらの手順を確認してください。


2.アセットストアへ移動する


 Unityのメニューから Window => Asset Store を選択します。AssetStoreビューがSceneビューの隣に作られます。
Search online ボタンを押してアセットストアのサイトへ移動してください。(2020.1バージョンからこのような形式に変更になりました)


AssetStoreビュー


 もしもサイトへ移動できない場合には、以下のリンクから直接移動してください。
UnityAssetsStore 日本語ページ
 

3.アセットストアでインポートするアセットを検索する


 最初に「52 Special Effects Pack」アセットを、アセットストアで見つけます。
アセットストアのサイト上部にある検索窓に 52 とアセットの名前の一部を入力して検索を行います。

 今回は検索対象がわかっているのでアセットの名前で検索していますが、自由に探したい場合には最初に free と入力し、
その後、3d や audio のように利用したいアセットの種類を入力すれば検索できます。

 あるいは、下記のリンクよりページへ移動してください。

52 Special Effects Pack
 


 52 Special Effects Pack という無料のアセットが見つかりますので、こちらをクリックします。


52 Special Effects Pack




 このアセットをクリックするとアセットの詳細が画面に表示されますので、 画面の右側にある Add to My Assets という青いボタンを押します。
あるいは、Open in Unity となっている青いボタンを押します。

詳細画面 Add to My Assets (青いボタン)か Open in Unity(青いボタン)



 Add to My Assets のボタンを押した際には Unityのアカウントでのサインインを求められますので、自分のアカウントを利用してストアへサインインしてください。
 
 再度ページが読み込まれて、先ほどのボタンのメッセージが変わり、 Open in Unity となりますので、またこの青いボタンを押します。
あるいは、画面の上部にウインドウが表示されて、その中に Open in Unity のボタンがありますので押します。

 その前に Teams of Servise の確認を求められる場合がありますので、【同意する】を選択してください。


Teams of Servise 同意するを選択する



=> Open Unityを押してUnityエディターへ移動する



 自動的にUnityのエディター画面に遷移します。サイトはまた後で他のアセットのダウンロードに利用するので、そのままにしておいてください。


4.アセットをUnityにインポートする


 エディターのPackageManagerビューが開いて、対象のアセットが表示されますので、右下にある Download ボタンを押します。
Download が終了すると左隣にある Import というボタンが押せるようになりますので、そちらを押します。


PackageManagerビュー Download && Import



 インポートするアセットの一覧がポップアップウインドウとして表示されますので、そのまま右下にある Import ボタンを押します。


Import確認のポップアップ



 待機するようにプログレス表示が出て、しばらくするとアセットのインポートが終了します。
サイズが大きいので時間がかかると思います。


 Project内を確認しましょう。52 Special Effects Pack という新しいフォルダが追加されていれば無事にインポートされています。
フォルダを順番に開いていくと、 フォルダがあり、その中にたくさんのフォルダとファイルが追加されています。


52 Special Effects Pack



 アセットをインポートすると、SampleScenes というフォルダや、SampleScene というシーンも一緒にインポートされます。
こちらはインポートしたアセットを利用して作成されているゲームシーンのサンプルになります。
これは各アセットに必ず1つは用意されていますので、一度見ておくとよい学習になります。

 これで1つ目のアセットのインポートは完了です。


5.インポート終了後にエラーが発生する場合


 Console ビューの Clear ボタンを押してください。問題のあるエラー以外の表示が削除されます。
この状態でもエラーが残っている場合には、そのエラーを解消しないとゲームが起動しなくなります。

 詳しくはこちらの手順を確認してください。

 今後もアセットをインポートした際にエラーが発生することが多々あります。
問題の検証を行って適切な対応を行うことでエラーを解消することができますので、覚えておいてください。

 なお各アセットのサイズが大きいため、インポートする度にソースツリーを利用して、現在までの状態をコミット・プッシュしておいてください。
 

6.2つ目のアセットを検索をしてUnityへインポートをする


 障害物となる敵のアセットをダウンロードしてインポートします。

 Mini Legion という形で、アセットの名前の一部で検索すると見つかります。


Mini Legion Footman PBR HP Polyart



 あるいは、下記のリンクよりページへ移動してください。
こちらの製作者の方は、他にも無料のアセットを用意してくださっています。

Mini Legion Footman PBR HP Polyart


 先ほどと同じ手順で進めてください。
アセットの詳細画面内にある Add to My Assets の青いボタンか、Open in Unity の青いボタンを押します。



 その後の手順は先ほどのアセットの手順と同じです。UnityのPackageManagerから Download => Importを選択してください。
Import確認のポップアップが開きますので、そのままインポートしてください。

 Mini Legion Footman PBR HP Polyart という新しいフォルダが追加されていれば無事にインポートされています。


7.3つ目のアセットを検索をしてUnityへインポートをする


 DOTween(ドットゥイーン) は、Unity のアセットストアにて無償で公開されている、Tween系(アニメ用)アセットです。

 このアセットは処理と処理の間の、補間処理を行ってくれる機能を持っています。
例えば、A地点から B地点にゲームオブジェクトを移動させる処理を実装した場合、通常であれば一瞬で移動を行ってしまいますが
DOTween を利用すると A地点からB地点までの移動するまでの中間の処理を作成して移動を行ってくれます。

 この補間処理の機能によって中間の処理があることで、ゲームオブジェクトがアニメーションしているように見せることが出来ます。



 検索で DOTween と入力すれば見つかります。Pro版(有償)もありますが、無償版で問題ありません。

DOTween



 あるいは、下記のリンクよりページへ移動してください。

DOTween



 先ほどインポートしたものと同じように、アセットをダウンロードして Unity にインポートしてください。インポート設定はそのままで問題ありません。
インポートされると Project 内に Demigiant というフォルダが追加されます。こちらが DOTween アセットのフォルダになります。


Demigiant/DOTween



8.DOTween の初期設定を行う


 DOTween インポート後、DOTween Utility Panelという、DOTweenの設定用のポップアップウインドウが自動的に開きますので、Setup DOTweenボタンを押して実行しましょう。
もしも自動で開かない場合には、Unityの左上のメニューより Tools => Demigiant => DOTween Utility Panel を選択すればウインドウを開くことが出来ます。

<手動で開く場合>




<設定パネルウインドウ>


 準備用のポップアップがさらに開いて、準備が完了すると Apply ボタンが押せるようになります。
ボタンが押せるまで、しばらく待機してください。


<準備用のポップアップ>




 これでDOTweenの準備が完了し、Unityで利用できるようになりました。先ほどのDOTween Utility Panel ウインドウは閉じてしまって問題ありません。

 なおDOTweenには様々な機能がありますが、今回の製作ではその一部を利用していきます。
詳しい説明は公式リファレンス、あるいは多くの使用方法の紹介記事がありますので、自分で調べてみてください。

<公式サイトのリンク(ドキュメント)>
http://dotween.demigiant.com/documentation.php



 以上でアセットのインポート作業は終了です。

 今後も適宜なタイミングでアセットの追加インポート作業がありますが、手順はすべて同じです。

 => 次は 手順3 −チュートリアル用の完成プロジェクトのインポート− です。