2つ以上の情報を管理する場合には、enum でその種類を登録しておくことをおすすめします。
enum を利用する場合、その登録してある列挙子からしか情報を指定できませんので、
例えば、文字列と異なり、指定に際して打ち間違えが発生しませんので、不備の値が入ることも防ぐことが出来ます。
ゲームの内容に応じた enum を考えて作成して運用します。
プレイヤーの状態用(毒、混乱、痺れとか)、アイテムの種類(消耗品、武器、防具、など)、
ゲームの状態管理(ゲーム開始前、ゲーム中、ゲーム終了)など、
非常に応用が利く機能です。
なお enum では
各列挙子に自動的に整数の番号が与えられます。
一番上から 0 で連番になっています。
今回の場合であれば、Easy には 0、Hard には 2 の数字が与えられています。
この番号は見えない情報ですが、
列挙子を int 型にキャストを行うことで取得して利用出来ます。
下記の例の場合、enumValue には 1 が代入されます。
<enum の列挙子のキャスト>
int eventValue = (int)JobType.Normal;
また、列挙子の宣言時に数字を指定して代入することも可能です。その場合には連番ではなく、指定した数値を取得出来ます。
<数字の代入の例(今回この方式は利用しません)>
JobType.cs
public enum JobType {
Easy= 10,
Normal = 5,
Hard = 100
}
上記のように代入されている場合には、列挙子を int 型にキャストすると、代入してある値が取得出来ます。
今回は数字の代入は行っていませんので一番上の列挙子には 0 から順番に採番されています。
enum は自分の目的に合わせて自由に作成できます。
今後も必要に応じて作成し、プログラムを読みやすく、管理をしやすいゲーム環境を作っていくようにしましょう。