移動可能なタイルですが、
タイルの Collider Type が Grid、あるいは Sprite になっている場合のみ設定可能です。
None にしてしまうと、移動可能・不可能のいずれにも該当せず、Bake が出来ません。
Collider Type を Grid に設定している場合、タイル全体が移動可能、あるいは移動不可能の形状のコライダーを持つタイルになります。
Sprite に設定している場合、タイルの画像部分のみが移動可能、あるいは移動不可能な形状のコライダーを持つタイルになります。
タイルの Collider Type はタイルを選択時、インスペクターより確認できます。
<タイルの Collider Type>
わかりやすく、
移動不可能な場合のタイルを画像で比較しておきます。
<Grid の場合>
<Sprite の場合>
Grid の方はタイルそのものが移動不可の形状となっており、Sprite の方はそれよりも小さくタイル内の画像に沿った形状になっています。
特に形状を気にしないのであれば Grid、画像に沿った形状にしたい場合には Sprite で考えるようにします。
また Sprite の場合、画像の通りにコライダーが形成されない場合のあります。
その際には、下記の手順により、
タイルではなく、タイルの元になっている画像側で設定を行ってください。
タイルの元となっている
タイル用の画像のファイルを選択し、インスペクターから Sprite Editor を起動します。
Sprite Mode が Multiple になっていることを確認してください。
Sprite Editor が起動したら、左上のメニューより、
Custom Physics Shape を選択します。
<Custom Physics Shape を選択>
Custom Physics Shape を選択した状態で、
分割されている1つの画像内をドラッグアンドドロップして枠を描くようにすると、白いコライダー用の枠が出現します。
この
白いコライダーの枠が、経路として Bake 対象となる、移動可能な範囲となります。(通常のコライダーとは考え方が逆になります)
各角をドラッグアンドドロップすると範囲の変更ができますので、こちらを各画像の最大値まで引き伸ばして設定します。
(ただし、Unity 2022.2 以降はサイズの再調整が出来ませんので、何回かにわけて作成してください)
そうすることにより、
この画像はすべての位置で通過可能な画像として設定されます。
<手順動画 白いコライダーの操作>
動画ファイルへのリンク
<白いコライダー設定後の画像>
<手順動画 移動可能にする、すべての画像に白いコライダーを設定する>
動画ファイルへのリンク
設定が終了したら、
右上の Apply を押して保存します。
この手順を、
移動可能とさせたい各画像に対して、それぞれ設定を行ってください。