まずは経路用のゲームオブジェクトを作成する前に、それらを管理するためのゲームオブジェクトを作成しておきます。
ヒエラルキーの空いている場所で右クリックをしてメニューを開き、Create Empty を選択します。
新しくゲームオブジェクトが作成されますので、名前を
PathTranSet に変更してください。
このゲームオブジェクトを
経路用のゲームオブジェクト群をまとめておくためのフォルダ役として運用します。
作成したゲームオブジェクトに役割を与えるのは製作者に他なりません。
自分で作成したゲームオブジェクトには明確な役割を与えて任務を果たしてもらうようにします。
ヒエラルキー画像
続いて、PathTranSet ゲームオブジェクトの上で右クリックをしてメニューを開き、Create Empty を選択します。
PathTranSet ゲームオブジェクトの子オブジェクトとして新しくゲームオブジェクトが作成されますので、名前を
StartTran に変更します。
StartTran ゲームオブジェクトは敵の移動を開始するスタート地点と、後で敵をインスタンスする際の生成地点の2つの役割を持ちます。
防衛拠点は右端の予定ですので、スタート地点は、タイルマップ上の左端の任意の位置に設置してください。
Game ビューを見ながら、
ゲーム画面には映らない範囲に設定するのがポイントです。
そうすることで、
ゲーム画面外から敵キャラがゲーム内に入ってくる演出が出来ます。
ゲームオブジェクトに
ラベルを指定しておくと Sceneビュー にゲームオブジェクトの名前が表示されます。
透明で見えないゲームオブジェクトを配置する場合には便利な機能ですので、活用してください。
Scene ビュー画像(Game ビューも見ながら調整する)
インスペクター ラベルの設定(ゲームオブジェクトの名前の左側の部分をクリックで設定可能)
次に、敵が移動した際のゴール地点を作成します。同じように PathTranSet ゲームオブジェクトの上で右クリックをしてメニューを開き、Create Empty を選択します。
PathTranSet ゲームオブジェクトの子オブジェクトとして新しくゲームオブジェクトが作成されますので、名前を
GoalTran に変更します。
このゲームオブジェクトは一旦、画面の右端の中程に設定しておいてください。後で防衛拠点を作成した際に調整します。
Scene ビュー画像
あとは、スタート地点とゴール地点を結んでいくための経路用のゲームオブジェクトを複数作成します。
今までと同じように PathTranSet ゲームオブジェクトの子オブジェクトとして Create Empty をして作成してください。
名前は
PathTran にし、それを ctrl + D キーで複製してください。右クリックのメニューより Duplicate を選択しても複製できます。
複製すると名前が連番で自動的につきますので、
その番号を経路の順番として考えると管理がしやすくなります。
作りやすさ、わかりやすさを念頭に置いておくとゲームの製作も楽になります。
敵キャラの方向を変える(曲がる)タイミングで経路の変更が必要になりますので、自分のイメージしている経路をそのままゲームオブジェクトとして配置してください。
下記の参考例では全部で7個(スタートとゴール入れて9個)ありますが、最初は3〜4個くらいの経路で構いません。
Scene ビュー画像
<手順動画 経路用のゲームオブジェクトを配置する>
動画ファイルへのリンク
完成したら、これらのゲームオブジェクトをゲーム内で運用していくためのスクリプトを作成します。